“ Avicii – Heaven ”の制作秘話 (無間地獄から天国へ)




今回は、アルバム「TIM」がリリースされる前に、YouTubeで公開された、それぞれの『制作秘話 (The Story Behind)』で、話されてることを共有したい。

*翻訳あり*

制作秘話の動画で、話されてることを知ると、より、その曲についての理解が深まると思う。

この記事では、“ Heaven ”について。

*シングルの「歌詞と和訳」は、下の記事で、書いてます。*

関連記事 : 『歌詞 和訳』Avicii – Heaven ft. Coldplay (最終バージョン)

“ Avicii – Heaven ”の制作秘話

動画の語りを「翻訳

(語り手 : Per Sundin & Neil Jacobson)

Neil Jacobson : “ Heaven ”は、2014年の AviciiとColdplayのセッションの時に、作られた曲だった。

Avicii が、Coldplayのために、曲をプロデュースするセッションにて。

*因みに、“ A Sky Full Of Stars ”を作った時に、“ Heaven ”も作ったようだ*

Heavenは、僕たちがずっとリリースしようとしていた曲の1つだよ。

僕たちは、Chris Martin (クリスマーティン) や Coldplay (コールドプレイ) のスケジュールをチェックしてたんだけど、タイミングが、うまく合わなかった。

他にもリリースするシングルが色々あったし、特に困らなかったんだ。

Imagine Dragons (イマジンドラゴンズ) とのコラボ曲“ Heart Upon My Sleeve ”と一緒で。

手元にあった曲で、完成させたいとは思っていたけど、どうしても今すぐリリースきゃいけない曲ではなかった。

でも残念なことに、ティムが亡くなって、リリースする必要に迫られたんだ。

僕たちにとっても、クリスマーティンにとっても。

ティムが亡くなった後に、彼らから連絡が来て、予想外の展開になった。

〜〜 2014年5月、Coldplay Session (コールドプレイとのセッション) 〜〜

クリスマーティン : 「元気?調子はどうだい?

ティム : 「凄く良いよ。

クリスマーティン : 「ティムとは会ったことがあるの?

(ナイルロジャースに対して)

ナイルロジャース : 「おお、カモーン!

(クリスのジョークへの受け答え)

ティム : 「僕たち (ティムとナイルロジャース) は、6曲くらい作ったんだ。

クリスマーティン : 「おお。良いね。

〜〜〜 スタジオへ移る 〜〜〜

ティム : 「それだ。そのコード、凄く良いね。

クリスマーティン : 「このサウンドとミックスして、使えるかも。

ティム : 「そっちの方が好き?もっと高いシンセの方が?

(クリスマーティンに対して)

クリスマーティン : 「お前は天才だな!

ティム : 「この新しいシンセ好き?

クリスマーティン : 「うん、素晴らしいよ。

Per Sundin : 2016年の夏に、ティムの元を訪れたんだ。

ティムたちは、南イタリアのシエナ南部にあるお城を借りて、滞在していた。

僕は、EPの件 (6曲を収録する予定にしていた) で、そこへ行ったんだ。

僕たちは、その6曲を全部聞いて、彼が取り組んでいた「アルバム」についても、議論した。

で、彼はまた、アートワークについても、アイディアを持っていた。

ちょうど僕たちは、イタリアのフィレンツェの近くにいてね。

ティムは、ダンテの『Infelno (インフェルノ)』に魅了されていた。凄くイケてる作品だ。

彼は、そのことについて、色々語り始めた。

そして、「僕は、地獄(インフェルノ)の中にいたんだ。」と言ったんだ。

ティムは、マネージャーのアッシュと決裂して、新しいルートを進もうとしていた。

それから彼は僕に、クリスマーティンとの共作の“ Heaven ”を流してくれたんだ。

それで、ティムは、こう言った。

僕は、この曲で、アルバムを締めたい。これを1番最後の収録曲にしたい。」と。

なぜなら、どん底から始まる。

Avicii の意味は、サンスクリット語で、仏教における『無間地獄』だし、Avicii とは、全ての最下部にいることだ。

で、徐々に、上へ上がっていくんだ。

そして、最後の曲は、“ Heaven (天国) ”になる。

僕は、この曲を聞いて、特にピアノの部分が忘れられないよ。

ピアノの部分が来る時に、少し間があって、…

タンタンタンタンタン。

笑笑笑。

僕は音程を合わせて歌えないけれど、

本当に凄く美しかった。

感激したよ。

あれは、忘れられない特別な瞬間だね。

最後に

「Avicii (無間地獄) 」から、「Heaven (天国)」へ。

なんて、深い話なのだろうか。

ティムの発想や考え方が、凄い!

確かに、ティムの Avicii としての人生は、「無間地獄 (アヴィーチー)」だったかもしれない。

21才という若さで、膵炎になり、DJ という職業が、自分に合わなくなっていき、苦しみ、地獄を経験した。

でも、ティムは、どん底からドンドン這い上がって、最後には、天国 (Heaven) へ。

「ティムの人生」を一言で表現するなら、

無間地獄 (Avicii) から、天国 (Heaven) へ。

だったのかもしれない。



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