Avicii (アヴィーチー) 待望のニューアルバム、“ TIM ”のリリースに、先駆けて。




2019年4月5日、スウェーデンの「Universal Music」から、ある一通のメールが届いた。

[翻訳]

ティム・バーグリング (Avicii の本名) が、2018年4月20日に、この世を去った時、彼のニューアルバムは、あと少しで完成するところでした。

彼は、完成間近の新曲を、メモやメールでの会話、テキストメッセージと共に、残していきました。

このアルバム制作に関わっていたソングライター達は、出来るだけ、彼のビジョンに近づくよう、アルバム制作を続けました。

ティムが亡くなってから、彼の家族は、これらの曲をお蔵入りにせずに、世界中のファンのみんなと共有することに決めました。

4月10日 (水) に、Avicii (アヴィーチー) のニューシングル“ SOS ”が、そして、6月6日 (木) に、ニューアルバム“ TIM ”が、リリースされます

このアルバムの純利益は、Aviciiの家族が設立した「Tim Bergling Foundation」に寄付します。

その目的はとりわけ、心の病や自殺を防ぐためです。

愛を込めて

チームアヴィーチーより

このメールを読んだ時、正直、ウルっときた。

彼が死ぬ間際まで、懸命に取り組んでいたアルバムがリリースされることを「ずっと信じてきて、本当に良かった!」と心から思った。

まだ、アナウンスだけで、リリースされてはないが、僕にとっては、2019年の最も嬉しいお知らせだ。

The Story Behind The Album “TIM” [翻訳有り]

ニューアルバム“ TIM ”に関して、文面でのアナウンスだけでなく、YouTubeでも、1つの動画が公開された。

この動画で、どういうことが、話されているのか。

知りたい人も多いと思うので、翻訳と軽い補足も添えて、内容を共有したいと思う。

*この動画は、“ Avicii – Without You ”を作曲してる時の映像と共に始まる*

Klas Bergling

ティムの父親 (Klas Bergling) : 正確な年齢は覚えていないけど、ティムは、この部屋に座って、ハウスミュージックを作っていた。

ギターを弾いてる様子を見て、自分よりも、ギターが上手いことに気が付いたよ。

僕は何年もギターを弾いてるんだけど、僕よりもはるかに上手かった。

僕は音楽にあまり深入りしなかったけど、彼はどんどんのめり込んでいき、やがて、ハウスミュージックを作るようになったんだ。

僕たちは、四六時中、聞くのに疲れて、何度も、「頼むから、音量を下げてくれないか!」とティムに頼んだよ。

すると、しばらくして彼は、ヘッドホンをつけ、音楽を作るようになった。

それが確か、16とか17才の頃だったかな。彼は、成功するずっと前から、音楽を始めていたんだ。

ーThe planned album release (アルバムのリリースに関して)ー

Per Sundin

Universal Music 北欧地域代表者 (Per Sundin) : ティムは、16曲に絞り込んだ。それらは、彼が僕たちに聞かせてくれた16曲だった。

ティムとの最後の電話会議の時に、僕たちは話し合ったんだ。彼がオマーンに着いた夜に。16曲について。

彼が亡くなった2ヶ月後、

僕たちはこの16曲をどうすべきだろうか?

出来る限り、彼に敬意を払うにはどうしたらいいだろうか?

そこが、僕たちの出発点だった。

Klas Bergling

ティムの父親 (Klas Bergling) : Anki (ティムの母親) と僕は、ティムの音楽を届けるべきだと決断したんだ。

ファンやこの16曲を聞きたいと思ってる人たちへ。

僕たちは、お蔵入りするのは望んでない。

Per Sundin

Universal Music 北欧地域代表者 (Per Sundin) : でも、難題だったよ。

これをどう終わらせればいい?

ティムが始めた道をどう遂行すればいいのか?

これをどうすべきか1番よくわかってるのは、“ ティムと共に仕事をしていた人 ”だと思ったんだ。

ティムと一緒に、セッション(曲作り)をしていた人達だ。

彼らはみな、「ティムの家族がリリースを望む限り、僕たちは喜んで協力するよ。」と、言ってくれた。

そして、「アルバムをどう完成させるすべきか、はっきりわかるよ。」と言う人は、誰もいなかった。

「成り行きを見守ろう。」というのが、より正確な表現かな。

Carl Falk

・Carl Falk (凄腕プロデューサー) : このアルバムを完成させる上で、僕が基準にしたのは、

彼のこれまでの音楽や僕たちが共に作った曲だ。

どうやって作り上げたのか。どういったメロディーで、シンセは? 彼はピアノをどう使ってた?

ミニ解説
Carl Falk は、これまでに、Avicii の“ Without You ”, “ Broken Arrows”,“ Sunset Jesus ”, “ Trouble ” を手掛け、まだリリースされてない “ Heaven ”の作曲にも参加してる。詳しくは、下の関連記事を見て欲しい。Carl Falk について、より知れると思う。

関連記事 : Avicii を影で支えてた、凄腕の音楽プロデューサー Carl Falk とは!?

関連記事 : 『アルバムを完成させると約束する…』。Avicii の同志である Carl Falk が書いた、Tim へのメッセージに、泣けた…

Vargas & Lagola

・Vargas & Lagola (Salem Al Fakir & Vincent Pontale) : 作曲は、最後の10%が、最も大変な部分だったりする。

でも、僕たちは最初から、その部分を終わらせていた。同時に、プロダクションやその曲は、スムーズに作られた。曲のコンセプトは、とても明快だったよ。

ミニ解説
Vargas & Lagola (バルガス&ラゴラ) は、AviciiのEP“ Avici (01) ”の収録曲“ Friends Of Mine ”のボーカルを務めてる。そして、バルガス&ラゴラの1人である Salem Al Fakir (サレムアルファキール) は、Avicii の You Make Me, Silhouettes のボーカルも務め、他にも複数曲の作曲に参加してる。

Albin Nedler & BONN

・Albin Nedler & kristoffer Fogelmark (BONN) : 僕たちは主に、彼の背後から、彼の作曲する様子を見ていた。

ふさわしいと思うタイミングで、アイディアを投げかけるだけさ。彼がそれを気に入れば、伝えてくれるし、気に入らなければ、そう伝えてくれる。

ミニ解説
BONN (ボン) は、最近では、Martin Garrix (マーティンギャリックス) の新曲“ High On Life ”と“ No Sleep ”のボーカルを務めてる。

関連記事 : 『歌詞・和訳』: Martin Garrix – High On Life ft. Bonn

関連記事 : 『歌詞 和訳』: Martin Garrix – No Sleep (feat. Bonn)

Per Sundin

Universal Music 北欧地域代表者 (Per Sundin) : 僕たちは、ついていくのが、すごく大変だったよ。

僕たちは完璧に、アルバムを仕上げたとは言わない。なぜなら、それは、誰にもわからないから。

僕たちはできる限り近づけるように努力した。ティムが好きなものや彼がこれまでに仕上げてきた音楽に。

今までで1番売れるようなアルバムにしようとはしていない。

僕たちは、彼が強く望んでるものに出来るだけ近づくように務めたんだ

厳選された16曲は、アルバムとして、リリースされる。ティムの家族はシンプルに、アルバムのタイトルを“ TIM ”と名付けた。

因みに、上の動画では、Avicii (アヴィーチー) が、4月10日にリリースする新曲“ SOS ”の一部が使われてる。

3:23〜3:33の箇所だ

そして、この新曲“ SOS ”のボーカルは、“ Avicii – Wake Me Up ”のボーカルも務めた Aloe Blacc (アローブラック)。

また、Martin Garrix の” High On Life “, ” No Sleep “のボーカルも務めた BONN も作曲に参加してる。

もしかしたら、他の曲で、BONN は、ボーカルとしても参加してる可能性もある。

関連記事 : 『歌詞・和訳』: Martin Garrix – High On Life ft. Bonn

関連記事 : 『歌詞 和訳』: Martin Garrix – No Sleep (feat. Bonn)

最後に

おまけとして、Avicii (アヴィーチー) のニューアルバム“ TIM ”の収録曲を予想したいと思う。

  1. SOS ft. Aloe Blacc (確定)
  2. Stepping Stone ft. Kacey Musgraves (有力)
  3. Heaven ft. Sion Aldred (有力)
  4. In Your Arms ft. Vargas & Lagola(有力)
  5. Last Love Ever (有力)
  6. Do Or Die (有力)
  7. Half Of The Man
  8. Forever Yours ft. Sandro Cavazza
  9. We Burn (Faster Than Light)
  10. Can’t Love You Again
  11. Lord (All My Life)
  12. ID (有力)
  13. I think I’m love in your girlfriend
  14. How Many Lovers ft. Alex Ebert
  15. ID 1 (Joakim Berg & Carl Fark & Joe Janiak) (有力)
  16. ID 2 (有力)

曲名はもちろん、あくまでも、仮。

明日4月10日、遂に、新曲“ SOS ”がリリースされる。

I Can’t Wait !!!



2 件のコメント

  • はじめまして。
    今回投稿された動画の翻訳をしていただいてありがとうございました。
    ilaさんの上記の翻訳に「厳選」という言葉がありましたが、やはり6月に発売されるアルバム「Tim」がAviciiの最後の作品になってしまうのでしょうか。もし最後だとすれば沢山ある他の未発表曲がお蔵入りしてしまうと思うとやはり寂しいです。ilaさんの意見を頂けたら嬉しいです。
    長くなってしまいましたが、今は「SOS」と「Tim」の発売を楽しみに待とうと思います。

    • 初めまして。コメントありがとうございます。

      僕個人の意見だと、「TIM」が、彼の最後の作品になるかと思います。

      理由は、Avicii(Tim)が、真のアーティストで、ただ素晴らしい音楽を作り、共有するだけでなく、
      自分が伝えたいことを音楽(作品として)で、どう表現するかまで、凄くこだわる人だからです。

      なので、彼の伝えたいテーマにそぐわないものは、これからも、作品のピースとはなり得ません。

      また、作品というのは、厳選することで、意味を成し、伝えたいことが、はっきりと現れます。
      何百・何千とある未発表曲をただ公開するだけでは、伝えたいこともぼやけてしまいますし、意味がないのです。

      もし彼がただ良い曲だけを作ればいいと思っていたら、“Heaven”も、セカンドアルバム“Stories”に収録されていたでしょう。

      あれだけたくさんの素晴らしい曲を作ってもリリースしていないのは、自分が音楽を通して、人類に伝えたいメッセージは何なのか。
      そこまでが、彼にとってのゴールだったからのように思います。

      もうTimの体は消えてしまいました。しかし、まだ彼の意思は消えていません。

      このアルバムが完成し得たのは、Timがアルバムを完成する上で、自分がしなければならない部分(Timにしか出来ない部分)を終え、
      アルバム完成というゴールまでの道しるべ(Timの意思)を残し、さらに、彼の意思を引き継ぐ者がいたからです。

      しかし、アルバム「TIM」で、彼の人生は、真に完結してしまうので、それ以後、彼の意思は、
      地球から離れていきます。離れるというか、アルバムが完成することで、彼の意思も消えます。

      その後はもう、誰もTimの意思を引き継ぎようがありません。

      もし、今回のアルバムにも収録しなかった曲たちを仮にCarl Fark が、完成させリリースしたとしたら、
      それは、Timの作品ではなく、Carl Falk の意思で作られた Carl Falk の作品になってしまいますし。

      なので、今回のアルバム「TIM」が、作品としては、最後でしょう。

      ただ、何か別の形で公開される可能性はあるかと思います。例えば、
      アルバムのリリース後、しばらくしてから、SoundCloudなどで、公開されるなど。

      また、もし、Timが死ぬ前に完成していた他のアーティストとのコラボ曲で、「アルバムには入れないけど、アルバムリリース後にリリースしようか。」
      などと、Timが生きてる間に、彼の口から語れていたら、シングル(作品)として、リリースされる可能性はあるかもしれません。

      長文で、少し難し目の説明になってしまいましたが、僕個人の意見としては、こんな感じです。

      僕も、Timに選び抜かれた16曲を味わいながら、彼のメッセージを受け取ることを凄く楽しみにしています!

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