The Chainsmokers が、『Sick Boy』の歌詞に込めた「本当のメッセージ」とは?




The Chainsmokers (チェインスモーカーズ) が、約9ヶ月振りに、リリースした新曲『Sick Boy』。

この曲を「和訳」した記事は、既に公開している。  『和訳』: The Chainsmokers – Sick Boy (チェインスモーカーズ再始動!)

だが、この曲の歌詞の内容は、かなりディープだ。

だからおそらく、「和訳」だけみても、チェインスモーカーズが、『この歌詞を通して、何を本当に伝えたかったのか』理解し難いと思ったので、「和訳」とは別に、この記事をつくってみた。

歌詞の「本当のメッセージ」は、それを作った本人が、最もよく知っている。

だから、彼らの『Sick Boy』に関するインタビュー(翻訳有り)を通して、この曲の「本当のメッセージ」を共有したいと思う。

インタビューの翻訳の後に、僕なりの解説も添えているので、そちらも読んで頂けたら嬉しい。

少し長い記事になっているが、読み応えはあると思う。

チェインスモーカーズが、インタビューで語る『歌詞の真意』とは…

インタビューワー
この曲のバックグラウンドを少し教えてくれる?
チェインスモーカーズ
僕たちは、9ヶ月間、新曲をリリースしてこなかった。
インタビューワー
長かったね。
チェインスモーカーズ
うん。僕たちにとってはね。前は、月に一回のペースで、新曲をリリースしていたから。

だから、とてもワクワクしてるよ。アーティスト的に大きく変わったし、この曲”Sick Boyは、僕たちの『新しいサウンド』の一部になってるよ。

インタビューワー
『新しいサウンド』と言ったけど。

君たちは、音楽界の先端を走ってる。だから、音楽業界にとっての『新しいサウンド』ってこと?

それとも…

チェインスモーカーズ
新しいサウンド』というのは、もっと個人的な意味でだよ。

僕たちは、これまでにたくさんのラブソングを作ってきた。でも、この曲” Sick Boy” は、もっとアグレッシブな(攻撃的な・挑戦的な)歌になってる。

この曲のメッセージは、僕たちにとって、とても重要なものなんだ。

インタビューワー
この歌の『本当のメッセージ』は?
チェインスモーカーズ
この歌は、『僕たちが、自分のアイデンティティと奮闘してること』について。
インタビューワー
歌詞の一部の『I’m from the east side of America … I live in a prison that I built myself』 … ,

君たちのルーツは知ってるけど、このことがどういうことなのか、もう少し詳しく教えてくれる?

チェインスモーカーズ
僕たちはアメリカの東海岸で育って、今は西海岸に住んでいる。『自分とは誰かの定義づけ』みたいなものだよ。

僕たちはアメリカの色んな地域に行ったことがある。どんな地域にも、それぞれ良くない部分を持っている。僕たちはこの世界の中で、自分とは誰かを見つけ出そうとしてる。

僕たちもまだそれを見つけようとしてる最中だよ。僕はまだ27才だしね。Oh, もう28才か。28才になったばかりだった。笑

インタビューワー
hahahaha。(中笑い)。
チェインスモーカーズ
僕たちは、まだ、この世界の中で、自分とは誰かを見つけ出そうとしてる。

歌詞の中の「Make no mistake, I live in a prison That I built myself, it is my religion」は、僕が、『そのこと(自分を定義づけること)を悩んでる様子』を表現している。

(ila の和訳では、『間違いなく, 僕は自分で作り上げた刑務所の中で生きてる。それが, 僕の信仰だ』の箇所)

僕たちは、この世界に閉じ込められている。みんなソーシャルメディア上で繋がっていて、みんなは、僕たちのあらゆる行動や発信にコメントをする。

僕たちだけでなく、子供たちも。

インタビューワー
それは、多くの人に共通するテーマ・論題だね。(中略)

さっき、バンドからこの曲の作曲を始めて、どのようにサウンドが変化しているのか話してくれたよね。僕は、”Sick Boy”が、これからのチェインスモーカーズの新章の第一弾だと捉えてるんだけど、…

チェインスモーカーズ
その通りだよ。この曲”Sick Boy”は、これから僕たちがリリースしていく曲の方向性を示してる。
インタビューワー
スタジオに入って、『よし。僕たちのこれからの方向性を示す曲を作ろう。』みたいな感じで曲作りに取り掛かったの?
チェインスモーカーズ
うん。少しはね。実は、Coldplay (コールドプレイ) と一緒に曲作りしたことがすごくインスピレーションになったんだ。

(チェインスモーカーズとコールドプレイのコラボ曲” Something Just Like This “を作った時)。

クリス・マーティン(コールドプレイのボーカル) の曲作りのやり方は、僕たちのアプローチの仕方とは全然違ったんだ。

彼は、『俺はどんな人になろう。この世界のどんなキャラクターになろう。俺が届けたいメッセージは何なのか。』って考えるんだ。

彼は、スタジオに入ると、『よし、キャッチーな曲を作ろう。』…

Something Just Like This

チェインスモーカーズとコールドプレイのコラボ曲。

インタビューワー
チェインスモーカーズも、そういう風に曲を作ってたの?
チェインスモーカーズ
僕たちは今まで、スタジオに入ったら、そのときの感覚を大事にしてて、

『それは良い感じのライン(曲・歌詞の行のこと)だね。これは僕たちのオリジナルソングになれそうだ。

このサウンドは、今まで聞いたことがない。いい感じだ。

よし、僕たちの経験(ストーリー)を歌詞に載せていこう。』…

インタビューワー
“Sick Boy”のアートワークを見たんだけど、イケてるね!
チェインスモーカーズ
僕たちの友達は、そのアートワークをみて、Tシャツを作った方がいいよ。って言ってた。

ラジオ中♪ and (中略)

インタビューワー
歌詞の中で、『The narcissism (ナルシズム) 』というフレーズがあるよね。これには、どういう意図が含まれてるの?
チェインスモーカーズ
僕たちが、毎日見てるもの。みんなソーシャルメディアのプラットホーム(Twitter, Instagramなど)を見てるよね。

そして、僕たちは、『自分が周りにどう見られるか、みんなにどう何を言おうか』など考えて、世界へ伝えようとする。

ありのままの自分以上に。だから、これは、自ら被害を招くようなもので、…。

でも、この曲は、それらから撤退することについてではなくて、責任を持つというか…

ああ、なんて言ったらいいのかわからなくなった。

インタビューワー
小笑い。
チェインスモーカーズ
この曲は、こういうことなんだ。

これが本当の(ありのままの)自分だ。
君たちが僕になんと言おうと、今日、僕は、自分の好きなことをやりたいようにするよ』。

これは力を与えてくれるメッセージだと思う。なぜなら、僕たちが経験してきたことだからね。この歌は、『内なる自分との対話』のようなもので。

みんなが自分に対して、ジャッチしてきて、『Sick Boy』だね。とか言ってきたとしても、『そうだよ。僕は、”Sick Boy”だよ。それが何? これがありのままの自分なんだ。

ここが、この曲の真意だよ。

*このインタビュー動画は、約10分と長いので、要点になる部分だけ、翻訳してます。*

このインタビューについて僕なりの解説

出来るだけ、理解しやすいように翻訳したつもりだけど、『アイデンティティ』というテーマそのものが、日本語でも難しい話だから、よくわからなかったかもしれない。笑

僕が、個人的に解釈すると、この曲は、『アイデンティティ』について。

そして、『ありのままの自分を表現していくことの大切さ』を語っている歌だ。

この曲の歌詞は、チェインスモーカーズのメンバーの1人であるアンドリューの経験に基づいている。

彼は、アメリカの東海岸で成長期を過ごして、大人になった後に、西海岸に移っている。

アメリカの東海岸と西海岸で当たり前とされてることの違いや SNSのネガティヴな影響から、自分の『アイデンティティ』が揺らぎ、『自己不信』に陥ったようだ。

そして、その経験から、『ありのままの自分自身でいて、その本当の自分を周りに発信すること』の大切さをこの歌で、表現している。

この『アイデンティティ』というテーマは、日本で生まれ育って、海外で生活したことない人には、あまり想像しにくいテーマかもしれない。

なぜなら、『アイデンティティ』というのは、自分の常識と違う常識の環境を経験したときに、初めて認識するものだから。

日本から出たことがなければ、一度も認識することがないかもしれない。

最後に

本当は、『アイデンティティ』に関する自分の経験も書こうとしたが、長くなりすぎるので、カットした。笑

彼らのインタビューでの対話を聞いた後に、「和訳」をみると、『Sick Boy』の歌詞の意味をより理解できるんじゃないかな。

『和訳』: The Chainsmokers – Sick Boy (チェインスモーカーズ再始動!)

この記事を通して、チェインスモーカーズが、『Sick Boy』の歌詞に込めた「本当のメッセージ」が、伝われば、僕はハッピーだ。

The Chainsmokers – Sick Boy



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